米北東部に爆弾低気圧襲来か、火星より寒くなる場所も

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ニューヨーク市で噴水のつららを背景に自撮りする女性ら

ニューヨーク市で噴水のつららを背景に自撮りする女性ら

(CNN) 米北東部では今週、一帯の気圧が急速に低下する「ボンボジェネシス」と呼ばれる現象が大きな被害をもたらしそうだ。ハリケーン並みの強風や豪雪を伴う可能性もある。

ボンボジェネシスはいわゆる「爆弾低気圧」の発生につながる見通し。爆弾低気圧は4日に一帯を襲う見込みで、ニューイングランドでは約15~30センチの降雪や、約18~27メートルの強風をもたらす可能性がある。

北東部の一部は今週末、火星よりも寒くなるとみられる。

気象専門家によると、ニューハンプシャー州ワシントン山にある観測所では、5日夜から6日にかけて気温がマイナス37.2度まで下がる見通し。数日前に最後に観測された火星の高温時の気温はマイナス18.8度だった。

3日には南東部の一部も冷たい雨やみぞれ、雪に見舞われた。南部では初めて雪を見たという人もいた。

米国では中西部などを中心にすでに寒波による被害が出ており、当局によれば、寒気に関連する今週の死者は少なくとも12人に上っている。

死者の内訳はウィスコンシン州で6人、テキサス州で4人、ノースダコタとミズーリの両州で1人ずつ。地元警察によると、テキサス州での死者には、ヒューストンで猛烈な寒気にさらされて死亡した路上生活者2人も含まれているという。

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