渡航先の危険度、4段階で区分 米国務省が新システム
1年間の検討期間を置いたという今回の新制度は先月発表されていた。従来の制度が混乱を招きがちで、多数の注意や警告への対応の在り方が難しいとする国民の声を反映させたとしている。
キューバが段階の4ではなく3に含まれたことについては驚きの声も出ている。同省は昨年9月、キューバの首都ハバナの米大使館員の多くが特定の攻撃にさらされ特定の負傷を被った事件を受け、同国への渡航禁止を促す警告を出していた。
欧州諸国では、米国民に人気の目的地でありながら複数のテロ事件が発生したフランスとベルギー、ドイツなどが段階の2に位置付けられた。ロシアはテロと嫌がらせへの懸念で3となった。