米南部で異例の寒波、事故や欠航相次ぐ テキサス州など
(CNN) 米テキサス州など南部の州が異例の寒波に見舞われ、慣れない積雪や路面の凍結によって自動車事故や空の便の欠航が相次いでいる。
米国立測候所によると、テキサス州からメーン州にかけての一帯には暴風雪警報や注意報が出され、寒波に伴う雪やみぞれが予想されている。
テキサス州ヒューストン南部では、ホームレス1人が低体温症のため死亡した。
ヒューストン警察によると、市内では路面の凍結などで16日夕までに278件の交通事故が発生。ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港など主要2空港では、16日だけで約1000便が悪天候のため欠航した。
停電の影響も8000以上の住宅や事業所に及んでいる。
テキサス州北東部からアーカンソー、ミシシッピ、テネシー、ケンタッキー、ウエストバージニアの各州にかけては、5~15センチの積雪が予想されていた。
ルイジアナ州やジョージア州でも、所によって2.5~5センチの雪が積もる見通し。
アーカンソー、ケンタッキーの両州では、一部地域で16日朝までに15センチを超す雪が積もり、テネ知事は15日に非常事態を宣言した。
17日にかけては北東部のニューヨークやマサチューセッツ州でも、最大で20センチの積雪が予想されている。