トランプ氏、特別検察官の聴取に応じる意向 「楽しみ」
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は24日、記者団に対し、ロシアの米大統領選介入疑惑を捜査するマラー特別検察官の聴取に宣誓のうえ応じる意向を明らかにした。聴取を「楽しみにしている」とする一方、対応に当たり弁護士の助言を求める方針も示した。
トランプ氏はホワイトハウスで、「結託も妨害もない」と主張。捜査に対抗しようとする自身の動きを周囲が誤って妨害と捉える可能性があると示唆した。
聴取については、「弁護士の判断次第」としつつも、個人的には応じたい考えだと表明した。そのうえで、「宣誓して聴取に臨むつもりだ」と述べた。
CNNは23日、マラー氏側が連邦捜査局(FBI)のコミー前長官とセッションズ司法長官の聴取を行ったことを確認していた。情報筋によれば、マラー氏はトランプ氏への聴取にも関心を示しているとされるが、時期がいつになるのかは不明。
マラー氏側は捜査で、フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の更迭と、昨年5月のコミー氏解任に焦点を当てているとみられる。
フリン氏はロシアのキスリャク駐米大使(当時)とやり取りを行った件に関し、FBIに虚偽の証言をしたことを認めている。コミー氏は、フリン氏への捜査を打ち切るようトランプ氏から迫られたことを公言。これに対しトランプ氏はコミー氏の主張を否定している。