民家に相次ぎ小包爆弾、2人死亡 憎悪犯罪の可能性 米テキサス

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12日の爆発を受け、オースティン当局が捜査に乗り出している

12日の爆発を受け、オースティン当局が捜査に乗り出している

(CNN) 米テキサス州オースティンで12日、小包に入った爆弾が爆発する事件が相次ぎ、少年1人が死亡、高齢女性1人が重傷を負った。オースティンでは2日にも爆弾入りの小包で1人が死亡していることから、警察は関連する事件とみて捜査に乗り出した。

警察によると、12日早朝、民家の戸口に置かれていた小包を住人が見つけ、家の中で開いたところ爆発した。この爆発でアフリカ系米国人の17歳の少年が死亡、女性1人が負傷した。女性は命に別条はないという。

続いて同日、別の民家で75歳のヒスパニック系の女性が小包を持ち上げたところ爆発が起き、女性は重傷を負った。

2日の爆発ではアフリカ系米国人の39歳の男性が死亡していた。

爆弾入りの小包は、いずれも被害者の自宅前に置かれていたが、郵便や宅配サービスを使って届けられた形跡はなかった。

犯行の動機は不明だが、非白人ばかりが狙われていることから、警察はヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性もあると見て調べている。

住民に対しては、自宅前に不審な小包が置いてあったり、知らない相手から小包が届いたりしたら、警察に通報するよう呼びかけた。

オースティンではIT・映画・音楽の祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」が9日から開かれている。警察によると、事件現場は会場からは離れていて、SXSWとは無関係と思われる。それでも来場者に対しては、周辺の様子に気を配るよう呼びかけた。

米連邦捜査局(FBI)なども捜査に乗り出し、テキサス州のアボット知事は、容疑者の特定につながる情報に1万5000ドル(約160万円)の賞金をかけると発表した。

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