全米の高校生が銃規制強化訴え、フロリダ銃乱射から1カ月
(CNN) 米フロリダ州の高校で1カ月前に起きた銃乱射事件を受け、全米の高校生が14日、授業を抜け出して犠牲者を追悼し、銃規制強化を求める抗議運動に参加した。
抗議運動は東部のメーン州から西部のカリフォルニア州まで米国各地で現地時間の午前10時ごろから始まり、フロリダ州の高校で死亡した17人をしのんで、17分間、授業を抜け出した。
アフリカや欧州など世界各国の学生も同日、米国の学生に連帯して抗議運動を展開した。
全米の抗議デモはこの日1日を通して続いた。参加者はオレンジ色のシャツを着たりプラカードを掲げたりしてデモ行進し、学校での銃乱射事件再発を防止するため、議員に行動を呼びかけた。
ロサンゼルスの高校では、犠牲者をしのんで生徒たちが地面に横たわるダイインを展開。首都ワシントンのホワイトハウス前にもデモ参加者が詰めかけた。
フロリダ州パークランドでは、事件現場となったマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちが夜明け前から起き出して、何百本もの風車でキャンパスを彩った。
24日には同校の生徒が首都ワシントンで大規模なデモを計画している。このため14日の抗議運動は当初、それほどの盛り上がりは期待されていなかった。しかし全米で参加者が増え続ける中、その場で参加を決めた生徒もいた。