米首都ワシントン周辺で盗聴装置を発見 国土安全保障省
ワシントン(CNN) 米国土安全保障省は4日までに、米首都ワシントンの周辺で携帯電話を盗聴するための装置の存在を検出したと明らかにした。この装置は、外国政府や国外の事業体による可能性もあるというが、国土安全保障省は出どころについては確認していない。
この装置は「IMSIキャッチャー」などとも呼ばれている。基本的に偽の携帯電話中継塔として動作し、携帯端末がこれにアクセスすると、そこを流れるトラフィックをのぞくことができるようになる。
上院議員からの問い合わせに対し、国土安全保障省の幹部は、そうした装置による活動を検出したことを認めた。米国の法執行機関もこうした技術を利用することはあるが、裁判所による精査が行われる。
国土安全保障省によれば、活動を検出した時点で、関連の連邦機関にも通知したという。
外国のIMSIキャッチャーが首都圏で稼働している証拠があるかという質問に対して、国土安全保障省の同幹部は、特定の事業体が活動の背後にいるとする見方を繰り返し退けた。