北拘束の米国人3人、解放へ期待高まる トランプ氏ら言及

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ジュリアーニ元ニューヨーク市長はトランプ氏の個人弁護団の一員だが、政権メンバーではない

ジュリアーニ元ニューヨーク市長はトランプ氏の個人弁護団の一員だが、政権メンバーではない

3人の米国人をめぐっては、労働教化所から平壌市内のホテルに移送されたとの報道もあり、ホワイトハウスや国務省では当局者が状況の確認に当たっている。

ホワイトハウスのサンダース報道官は3日、「解放の報道に関する妥当性はいずれも確認できていない」とした上で、北朝鮮が米朝首脳会談を前に3人を解放すれば「善意のしるしと受け止める」と述べた。

拘束されている3人はキム・ドンチョル、キム・ハクソン、キム・サンドクの各氏。キム・ドンチョル氏はトランプ氏の大統領選出前から抑留されている。他の2人は昨春、金正恩政権に対する「敵対行為」を働いたとして拘束された。

政府関係者の一部は、解放に関する報道が政府の公式発表ではなく個人弁護団の一員にしか過ぎないジュリアーニ氏などから漏れ出ることに不快感を示している。

3月まで北朝鮮担当特別代表を務めたジョセフ・ユン氏は、トランプ氏の個人的な側近が解放の完了前にそれを喧伝することに懸念を表明。「どんな臆測も誤ったシグナルを送り、それを台無しにする可能性があるからだ」と語る。

同氏は昨年6月に訪朝し、解放交渉をするもオットー・ワームビアさんの解放しか実現できなかった。ワームビアさんは意識不明のまま帰国し、その後間もなく死亡した。

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