亜熱帯暴風雨、フロリダ州に上陸 記者2人が倒木で死亡
(CNN) 亜熱帯暴風雨「アルベルト」は28日午後、米フロリダ州に上陸した。勢力は弱まりつつあるものの、週半ばにかけて大気の湿度が高まり、洪水を引き起こす危険性が出ている。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によれば、アルベルトの勢力は28日にかけて弱まりつつあり、最大風速は約20メートル。
アルベルトは、南東部で激しい雨を降らせた。CNN系列局WYFFによれば、ノースカロライナ州ポーク郡で取材にあたっていた局のアンカーと写真記者が死亡した。乗っていた車両が嵐による倒木に巻き込まれたという。
フロリダ州ベイ郡ではアルベルトに関連する大きな被害やけが人などは出ていないが、一部で停電が発生しているという。
アラバマ州の大部分やジョージア州西部での降雨量は最大約304ミリの見通し。フロリダキーズやフロリダ半島の一部では最大約127ミリの雨が降る可能性がある。
NHCは大雨が洪水を引き起こす危険性があるとして警戒を呼び掛けている。