米フロリダ州でワニが女性襲撃か、日本人示唆する被害者名
(CNN) 米フロリダ州の魚類野生生物局は9日までに、同州の湖近くで8日朝、女性が行方不明となる騒ぎがあり、ワニに襲われた可能性があると報告した。女性は死亡したものと見ている。
デービー湖で捕獲したワニを検視したところ、この女性がワニに噛(か)まれた兆候が見られたという。ワニの体長は約3・8メートルだった。
同局は、被害者の女性の名前をプランテーションに住む47歳の「シズカ・マツキ」と発表した。日本人名のようにもみられる。
地元のCNN系列局WSVNによると、目撃者は警察に女性が複数の犬と共に「シルバーレイクス・ロータリー自然公園」の通り近くを歩いているのを見たと証言。再び女性が居た方向に視線をやった際、女性はいなかったが犬はいたという。
WSVNによると、犬1匹のけがはまだ生々しかったが、他の犬と共に現場を離れることを嫌がっていたという。同局は、大きなワニが水中を泳いでいる姿の空中写真も公開した。
同州の魚類野生生物局によると、挑発行為が原因ではないとされるワニが人間を噛む被害は1948年以降、州内で年間平均で5件。このうち22件が死亡例となっていた。ワニは同州の67郡全郡での生息が確認されている。
2016年6月には同州の「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」のホテル近くの池でワニに水中に引きずり込まれた2歳男児が死亡する悲劇があった。