ホワイトハウス、次回米ロ首脳会談の延期を発表 来年以降に
ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスは25日、トランプ大統領が今秋の開催を提案していた次回の米ロ首脳会談を来年以降に延期すると発表した。
ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は声明で、トランプ氏はロシア疑惑をめぐる「魔女狩り」が終わるのを待って次回の首脳会談を行うべきだと考えていると説明した。
トランプ氏は先ごろ、フィランドのヘルシンキでロシアのプーチン大統領と会談。先週には、これに続く二度目の会談を準備するようボルトン氏に指示し、国家安全保障関連の当局者の一部から驚きの声が上がっていた。
プーチン氏の訪米招請はサンダース大統領報道官がツイッターで突如発表。米首都ワシントンに今秋プーチン氏を招待するよう、トランプ氏がボルトン氏に指示したと明らかにし、「話し合いは既に進行中だ」としていた。
訪米招請の報道が流れた際、壇上でインタビューを受けていたコーツ米国家情報長官は不意を突かれた形に。衝撃をあらわにした反応を示し、ホワイトハウスの一部の怒りを招いていた。コーツ氏は後に謝罪を余儀なくされている。
ロシア大統領府は先週、訪米の招請を受けたことを認めたものの、即座には受け入れを表明せず、米国ではなく国際首脳会議の場で会談が行われる可能性を示唆していた。