トランプ氏、「ロシアが民主党支援」を懸念 擁護発言から一転
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は24日のツイートで、今秋の米中間選挙でロシアが野党・民主党を支援しようとしているとの見方を示し、「非常に懸念している」と述べた。
先週会談したプーチン・ロシア大統領との共同会見で、ロシアによる選挙介入を打ち消した発言から、立場を一変させた形だ。
トランプ氏はツイッターへの投稿で、根拠を一切示さないまま「ロシアは来る選挙に影響を与えようと必死で努めるだろう」と予告し、懸念を表明。「私ほどロシアに厳しい大統領はいなかったという事実から考えて、かれらは民主党を強く支援するだろう」「トランプを望んでいないのは確かだ」と主張した。
トランプ氏がロシアの介入をこれほどはっきりと認めたのは初めて。
米情報当局はこれまでに、ロシアが2016年米大統領選に介入し、トランプ陣営を支援したと結論付けている。しかしトランプ氏はプーチン氏と会談した後の会見でこれに反し、介入を否定したプーチン氏の肩を持つ姿勢を示した。
米与野党双方からの批判を浴びて言い間違いがあったと認めたものの、翌日にはロシアが今も米国を狙っていると思うかとの質問に「ノー」と答えていた。
I’m very concerned that Russia will be fighting very hard to have an impact on the upcoming Election. Based on the fact that no President has been tougher on Russia than me, they will be pushing very hard for the Democrats. They definitely don’t want Trump!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年7月24日