国民の携帯電話に「大統領アラート」配信、10月に実験 米

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「大統領アラート」の送信実験を実施 米

ワシントン(CNN) 米連邦緊急事態管理局(FEMA)は、自然災害やテロの脅威など国家的非常事態を想定した緊急警報システムの一環として、「大統領アラート」の送信実験を10月3日に実施する。

緊急速報メールは「大統領アラート」の件名で米国民の携帯電話に配信され、本文には「これは国家ワイヤレス緊急警報システムのテストです。対応の必要はありません」と記載される。当初予定では20日に配信されるはずだったが、FEMAの広報によると、10月3日に延期になった。

FEMAのワイヤレス緊急警報システムは2012年4月に導入されたが、大統領アラートの配信実験を実施するのは今回が初めて。目的は不備を洗い出すことにあると説明している。

ワイヤレス緊急警報システムは大統領アラートのほかに、異常気象に対するアラートと、行方不明になった子どもを探すための「アンバーアラート」の3種類がある。

実験メールは米東部標準時の10月3日午後2時18分に配信される。ユーザーが大統領アラートを受信しない設定にすることはできない。

この実験には携帯電話大手4社を含む100社以上が参加を予定しているという。

この日はラジオとテレビ向けの緊急警報システムについても、ワイヤレス緊急警報システム実験の2分後に実験を開始する。

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