投票の可能性がある有権者、54%が民主党に投票 CNN世論調査
ワシントン(CNN) 11月上旬に中間選挙を控えるなか、投票する可能性の高い有権者のうち54%が民主党への投票を考えていることが11日までにわかった。共和党へ投票すると答えた人の割合は41%だった。CNNの委託を受けた米世論調査企業SSRSの調査で明らかになった。
中間選挙時の差としては2006年以来の大差。06年の中間選挙では民主党が下院で過半数を握り、これを受けて、ナンシー・ペロシ氏が下院議長に就任していた。
民主党支持者は投票に前向きになっているようだ。民主党支持もしくは民主党寄りの無党派層で、投票について、「非常に」もしくは「とても」乗り気になっていると答えた人の割合は62%と9月から7ポイント上昇した。
共和党支持もしくは共和党寄りの無党派層ではこの割合は52%。9月は50%だった。
民主党支持者は、これまでの中間選挙よりも投票に前向きになっているようだ。中間選挙は大統領選の年よりも有権者の熱意が薄れることが多いが、投票に「非常に乗り気だ」と答えた人の割合は40%とCNNが2009年に初めてこの質問を行って以来過去最高の水準を示した。
男女別でみると女性は民主党支持の割合が多そうだ。女性の63%が民主党候補に投票すると答えた。共和党に投票すると答えた女性の割合は3分の1だった。男性は50%が共和党に投票すると回答。民主党に投票すると答えた人の割合は45%だった。
ただ、米国人のうち50%が選挙後も共和党が連邦議会で過半数を維持するとの見通しを示している。民主党が勝つと予想する人の割合は34%にとどまった。
民主党が過半数を獲得することで暮らし向きが良くなると答えた人の割合は38%。悪くなると答えた人の割合は32%だった。
調査は10月4日から7日にかけて全米の1009人に対して携帯電話あるいは固定電話を通じてインタビューを行った。誤差の範囲はプラスマイナス3.8パーセントポイント。