米軍のステルス爆撃機が緊急着陸、飛行中の非常事態に対処
ワシントン(CNN) 米空軍のB2ステルス爆撃機1機が23日朝、米コロラド州の空港に緊急着陸した。同州ピーターソン空軍基地の報道官がCNNに確認したところによると、飛行中に非常事態が発生したためだという。
当該のB2はミズーリ州にあるホワイトマン空軍基地に向かっていた。搭乗していたパイロット2人にけがはなかった。空軍は飛行中の非常事態の原因について現在調査中だとしている。
今回の緊急着陸は、CNN系列局のKOAAニュースが最初に報じた。
B2の所属する部隊の司令官は同機のパイロットについて「非常に熟練している。十分な訓練を受けているので、世界でも有数の最新鋭機で起こるあらゆる緊急事態に対処できる。今日はそれを完璧な形で示してくれた」と述べた。
空軍によればB2は2人乗りで、核爆弾を含む約18トン分の爆弾を搭載可能。製造を手掛けた米防衛大手ノースロップ・グラマンはその航続距離について、無補給で約1万1000キロを飛行できるとしている。
空軍によると、23日に緊急着陸したB2に爆弾は搭載されていなかった。