米国防総省、作戦名「忠実な愛国者」の使用取りやめ 国境警備で米兵派遣

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米・メキシコ国境へ移動する米兵=11月3日、テキサス州/John Moore/Getty Images

米・メキシコ国境へ移動する米兵=11月3日、テキサス州/John Moore/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国防総省は9日までに、中米ホンジュラスから米国へと向かっている「移民キャラバン」に対処するために米兵を国境へ派遣した件で、当初の作戦名「忠実な愛国者」について今後は使用しないと明らかにした。

トランプ大統領は6日に行われた中間選挙に先立ち8000人超の米兵の派遣を指示していた。国防総省の広報担当はCNNの取材に対し、「我々は、それを『国境警備の支援』と呼んでいる」と述べた。作戦名の使用を取りやめた理由については明らかにしなかった。

この件は米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じていた。同紙によれば、決定したのはマティス国防長官だという。

CNNの軍事アナリスト、ジョン・カービー氏は、今回の件について「広報業務における凡ミス」との見方を示す。世間の注目も集まっていなかったのに2週間後に取りやめを決めたことで、そもそも作戦名が付いていたことに必要以上に注目が集まってしまったと指摘する。

通常は、作戦名を付けるかどうか決定するための詳細な手続きも定められており、最終的な判断は国防長官が下す。しかし、今回の件では、慣例に従ったのか、マティス長官といった主要人物が適切に助言したのかは明らかになっていない。

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