トランプ氏、亡命申請の規制強化へ 移民集団への発砲も示唆

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中間選挙に向け、移民政策での強硬姿勢をアピールするトランプ大統領/Manuel Balce Ceneta/AP

中間選挙に向け、移民政策での強硬姿勢をアピールするトランプ大統領/Manuel Balce Ceneta/AP

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は1日、亡命申請の規制を強化する内容の大統領令に「来週にも」署名する考えを明らかにした。また中米からの移民の集団が米国を目指し北上している問題で、メキシコとの国境地域に派遣している米軍兵士らについて、移民から石などを投げられた場合はこれに対して発砲する可能性もあると警告した。

来週投票が行われる中間選挙を念頭に、移民政策に関して一段の強硬姿勢を示す狙いがあるとみられる。

ホワイトハウスで演説したトランプ氏は、亡命申請をめぐる規制の強化に向けた行政手続きが最終段階に入っていると強調。新たな規制の下では、通関手続地からの入国者に限り亡命申請が認められることになるという。

トランプ氏は、移民らが亡命理由をでっち上げることによって従来の制度をしばしば悪用していると主張した。

また記者団から、国境地域に派遣されている米軍が移民集団に向けて発砲する事態を想定しているかと問われると、「そうならないことを望む」と答えつつ、移民の誰かが軍の要員に向かって石や岩を投げた場合は銃器による攻撃と同等とみなされるだろうと指摘。顔に岩をぶつけられる危険は、銃で撃たれる危険と大差がないとの認識を示した。

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