トランプ大統領、カショギ氏殺害時の録音は「聴いていない」
ワシントン(CNN) サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジ総領事館で殺害された事件で、米国のトランプ大統領は、当時の状況を録音したとするデータについて「聴いていない」と明らかにした。FOXニュースが18日に放送したインタビューで述べた。
トランプ氏は、録音データについて、自ら聴いたのか報告を受けたのか問われると、「我々はテープを持っている。わたしはそのテープを聞きたくない。私にはそのテープを聞く理由がない」と述べた。
聞きたくない理由を尋ねられると、「なぜなら、苦しみのテープだからだ、とても不快なテープだからだ」などと答えた。
トルコのエルドアン大統領も先ごろ、録音について、「真の惨事」などと述べていた。
トランプ氏はまた、サウジのムハンマド皇太子が、記者殺害への関与を否定していることについて、うそをついているかどうかは分からないとした。米中央情報局(CIA)は先週、殺害はムハンマド皇太子の命令であるとの結論に達していた。