山火事現場に大雨の予報、新たな災害を警戒 カリフォルニア州北部

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(CNN) 米カリフォルニア州北部で続く大規模な山火事の現場に今週、約100~152ミリの雨が降るとの予報が出ている。同州の森林保護防火局は、土砂崩れなど新たな災害が起きる恐れもあるとして警戒を呼び掛けている。

現地では山火事が発生した11月8日以降、一度も雨が降っていない。今後は雨によって火の勢いが弱まり、汚染された大気の状態も改善することが予想される一方、森林が焼き尽くされた山間部では土砂崩れの危険が高まっている。

米気象局によると、大雨が降れば焼け跡から灰だけでなく、がれきが流れ出すことも考えられる。

この火災では19日までに1万1700棟以上の民家が破壊され、シカゴ市全体ほどの面積が焼失した。死者は少なくとも79人に達し、数百人が行方不明になっている。当局は鎮火の見通しについて、今月30日以降になると発表している。

被害の大きいパラダイスの町からは、数百人の住民が10分ほど離れた町にある大型小売店の駐車場に避難し、テント生活を送っている。

しかしこの場所は丘のふもとに当たるため、洪水の恐れがある。支援団体は大雨の予報を受け、住民らを別の場所へ移す準備を始めている。

同州南部の山火事でも3人の死者が出ているが、22日までに鎮火する見通し。北部ほどではないものの、今週中に多少の雨が予想されている。

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