アフガン駐留米軍、約半数に撤収命令
ワシントン(CNN) 米国防当局者は20日、米軍に対してアフガニスタンに駐留する部隊1万4000人の約半数を撤収させるよう、命令が出されたことを明らかにした。
この当局者がCNNに語ったところによると、計画は進行中だが、約7000人の部隊を撤収させるには数カ月かかる可能性もある。
今回の決定が出されたのは、トランプ大統領がシリアからの米軍撤収を決めたのと同じ18日だった。国防総省のマティス長官はこの問題を巡って20日に辞任を表明した。
複数の米国防当局者によると、トランプ大統領はアフガンに駐留する米軍の規模を縮小したい意向。大統領は、1月末か2月初旬に行われる一般教書演説で撤収を発表できるよう、計画が立てられることを望んでいるという。
トランプ政権内では、大統領がアフガン駐留米軍について発表を行うという観測が強まっていた。
複数の当局者は、今回の決定もマティス長官の辞任表明の一因になったと話している。