ワシントン(CNN) サンダース米大統領報道官は15日、ロシアによる米大統領選介入疑惑を捜査するマラー特別検察官のチームの事情聴取を受けたことを明らかにした。CNNの取材に述べた。
報道官は「大統領は他の政権当局者と同じく、私にも特別検察官に全面的に協力するよう促した」と指摘。「喜んで自発的に事情聴取の場に着席した」と述べた。
聴取の中身は不明だが、ロシア疑惑に関連しトランプ氏を弁護して報道官が発表した声明の作成方法や内容などに関心を持たれた可能性がある。
サンダース報道官への聴取は昨年末で、特別検察官チームによる実施が判明した最後の一連の聴取に含まれる。当時のケリー大統領首席補佐官の聴取とほぼ同一の時期とされる。これ以前にはホワイトハウスのヒックス前広報部長やスパイサー前大統領報道官らも聴取の対象となった。
特別検察官によるロシア疑惑捜査は終了段階に近付いているとされる。捜査の進捗(しんちょく)状況に通じる関係者によると、捜査の焦点の1つは司法妨害行為と判断されかねないトランプ氏と政権当局者による内容が対立する声明の在り方とされる。