カナダ機が緊急着陸、貨物室で火災か 米ニューアーク空港
米ニュージャージー州のニューアーク国際空港に9日午前、カナダ発の旅客機が緊急着陸した。貨物室で火災が発生した可能性がある。
緊急着陸したのはカナダの格安航空会社、エア・トランザットのボーイング737型機。モントリオールから米フロリダ州フォートローダーデールへ向かっていた。
管制官との交信記録によると、パイロットは当時、火災警報システムが作動したと報告。機内で実際に火災が発生しているかどうかは確認できないと述べていた。
空港当局の報道担当者によると、同機は午前8時20分、機内で煙が出ているとして緊急着陸を要請し、同空港に無事着陸した。乗客は全員、脱出スライドで滑走路に降り、そこからバスでターミナルへ避難した。
2人が軽傷を負ったとの報告がある。煙とは無関係のけがだという。
当局が原因調査に乗り出し、現場では機体の撤去作業が行われた。エア・トランザットは乗客を目的地まで運ぶため、別の機体を送り込んだ。
空港の滑走路は一時閉鎖されたが、まもなく運用を再開した。