高架から投げられた石が車を直撃、女性死亡 3人の子の目の前で 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州の幹線道路で、高架式の線路から落ちてきた大きな石が下の道路を通行していた車に当たり、3人の子どもの目の前で、助手席の女性を直撃した。女性は搬送先の病院で死亡。警察は殺人事件として捜査に乗り出した。
死亡したのはケイラ・ルビー・フローレスさん(33)。一家5人で9日に同州ラウンドロックに住む親類を訪ね、北部のウェイコに向かっていた。運転席にはボーイフレンドのクリストファー・ロドリゲスさんが座り、後部座席にはフローレスさんの3人の子どもが乗っていた。
そこへ突然、道路上を横切る高架式の線路から大きな石が落ちてきて車のフロントガラスを突き破り、フローレスさんの頭を直撃した。
「何かがいきなりフロントガラスを直撃した。まるで爆発だった」「ケイラを見ると、意識を失って倒れていた。目を覚まさせようと揺すったが、反応はなかった」。ロドリゲスさんは涙ながらにそう語った。
ロドリゲスさんは車を停めて警察を呼び、蘇生を試みた。しかしフローレスさんは翌日、搬送先の病院で死亡した。
警察は、何者かが大きな石を投げたとみて、殺人事件として捜査している。ロドリゲスさんはCNNの取材に対し、暗かったため高架上に人の姿は見えなかったと話している。警察も容疑者の特定には至っていない。
ロドリゲスさんによると、蘇生措置をしている間に通りかかった見知らぬ男性が救急車を呼び、ロドリゲスさんを落ち着かせようとしてくれたという。