米国防総省、新型ミサイルの開発に着手へ INF全廃条約の破棄受け

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国防総省は、開発実験を支える部品の製造活動を開始すると表明/STAFF/AFP/Getty Images

国防総省は、開発実験を支える部品の製造活動を開始すると表明/STAFF/AFP/Getty Images

(CNN) トランプ米政権が中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄を表明したことを受け、米国防総省が新型ミサイルの開発に向けた動きに出ている。国防総省のミシェル・バルダンザ報道官がこのほどCNNに寄せた声明で明らかにした。

バルダンザ報道官は声明の中で、通常型の地上発射ミサイル開発に向け、「開発実験を支える部品の製造活動を開始する」と表明した。

報道官によると、トランプ政権が先月、INF全廃条約破棄に動くまでは、そうした活動は同条約に抵触するとされていた。

開発するのは非核ミサイルだと報道官は強調し、「今回の研究開発は、もし我々が2019年8月に同条約から離脱する前に、ロシアが完全かつ検証可能な順守に応じれば、覆すことができる状態にある」と説明した。

ロシア政府は今月に入り、INF条約の履行を停止する大統領令にプーチン大統領が署名したと発表した。

米国は以前から、ロシアの地上発射巡航ミサイル「SSC-8/9M729」の開発・配備について、INF全廃条約に抵触するとしてロシアを強く非難していた。この主張は北大西洋条約機構(NATO)の同盟国が支持する一方で、ロシアは否定している。

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