米ATF本部に不審な液体、開封の職員が体調不良訴え
(CNN) 米首都ワシントンにあるアルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)の本部で16日、不審な液体の入った封筒を開封した職員が、直後に気分が悪くなったと訴えた。捜査当局が明らかにした。
液体の成分は不明。同局宛ての郵便物は別の場所で仕分けが行われており、何らかの違う経路で届けられたのか、検査をすり抜けたのかは分かっていない。
ATFの本部では不審物が届いたことを受けて職員らが避難した。現場には警察や消防が駆けつけて、危険物取り扱いの担当者が対応に当たった。
ATF広報によると、現場で行った検査では不審物は検出されず、研究施設に送って詳しく調べている。
液体は封筒の中に入っていたといい、一見したところ、不審物には見えなかったという。
職員が開封したのは同日午後2時半ごろ。気分が悪くなったのはこの職員1人だけだった。
同日午後5時現在、建物内にはまだ捜査員が残っているが、避難した職員らは職場に戻っている。