トランプ氏、2020年大統領選への立候補を正式表明
(CNN) 米国のトランプ大統領は米国時間18日夜、フロリダ州オーランドで開かれた選挙集会で演説を行い、2020年の米大統領選挙への立候補を正式に表明した。
トランプ氏は演説の中で、「我々は全身全霊をかけ、アメリカを再び偉大な国にし続ける。そして引き続きアメリカを偉大なままにする」と力説し、「だからこそ今夜、私はあなた方の前に立ち、米大統領として2期目を目指す選挙運動を正式に開始する」と宣言した。
会場内の聴衆からは歓声が巻き起こり、トランプ氏は「約束する。絶対に、決してあなた方を失望させない」と力説。妻や子どもたち、両親、兄フレッド・ジュニア氏(故人)の名を呼んで感謝を伝えた。
トランプ大統領は就任以来、50回以上の集会を開き、再選に向けた申請書類は2年以上前の就任式当日に提出を済ませている。
トランプ氏の演説はメディア批判から始まった。今日の2万人収容の会場で空席が3、4席あれば満席ではなかったと記事にするだろうと発言。聴衆からは「真実を言え」「CNN最低」などの声が上がった。
また、民主党は憎しみからの偏見や憤怒に駆られて国民や国家を破壊したがっていると批判。マラー特別検察官の捜査報告の結論を受け入れようとしていないと言及した。その後、批判の矛先はオバマ前大統領やクリントン元国務長官のメール問題にも向いた。
出馬表明後には、中国の習近平国家主席と今日会話を交わしたと明かし、習国家主席を「素晴らしい人物」と評価。一方、貿易交渉については「何が起きるか見てみよう」「良い取引、フェアな取引でなければ我々は取引しない」と語った。