大腸菌に感染し2歳児死亡、祭りで動物と接触 米サンディエゴ
(CNN) 米カリフォルニア州サンディエゴ郡で、子ども4人が大腸菌に感染し、このうち2歳の男の子1人が死亡した。郡の祭りで接触した動物から感染したとみられる。
郡が先月28日に出した声明によると、感染した子どもの年齢は2歳から13歳。4人のうち死亡した2歳の男の子を除く3人は病院での手当てを受けなかった。男の子の死因は感染に伴う合併症だった。
郡の祭りの会場には動物と触れ合えるエリアが設置されており、子どもたちは4人ともそこを訪れていた。感染が報じられて以降、同エリアは一般公開されていない。
大腸菌に感染すると、胃けいれんや下痢、嘔吐(おうと)といった症状が現れる。軽度で済むこともあれば命にかかわる場合もある。年代を問わず感染し、幼児や高齢者は重症化しやすい傾向にある。
サンディエゴ市は先月8日以降症状が出た人たちに対し、医療機関に報告するよう求めている。疾患を引き起こす大腸菌は汚染された水や食べ物、人や動物との接触で感染する恐れがある。