米富豪のロス・ペロー氏が死去、89歳 大統領選に2度出馬
ワシントン(CNN) 米国の富豪で、独立系候補として大統領選にも出馬した経験を持つロス・ペロー氏が9日、亡くなった。89歳だった。遺族の広報担当が明らかにした。
広報担当によれば、ペロー氏は5カ月間にわたり白血病を患っていた。
ペロー氏は創業したIT企業の株式をゼネラル・モーターズ(GM)に売却するなどして富を築いた。
1992年の大統領選には無所属で出馬して約19%の票を集め、民主党候補のビル・クリントン氏と共和党候補のジョージ・H・W・ブッシュ氏に次ぐ3番手につけた。独立系候補としては米史上最も成功したひとりとなった。
95年には新党「改革党」を結成して96年の大統領選に臨んだが得票率は約8%にとどまった。