トランプ氏、パキスタン首相と会談 アフガン和平交渉を協議
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスでパキスタンのカーン首相と会談し、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンとの和平交渉などについて協議した。
トランプ氏は2001年に始まった米軍のアフガン派兵について「我が国は19年もの間、兵士としてでなく警官として振る舞ってきた」と主張。「兵士として戦おうと思えば1週間で勝てる」「ただ私は1000万人の死者を出したくないだけだ」と語った。
カーン氏はこの日、初めてホワイトハウスを訪問した。米政権高官は会談に先立ち、トランプ氏がカーン氏にタリバーン対策への協力やアフガン和平に向けた仲介を要請するとの見通しを示していた。
これに対してカーン氏は「数日中にタリバーンに対し、アフガン政府との対話を促すことができると思う」と述べた。
トランプ政権は昨年、パキスタンが国内で活動するタリバーン勢力などを放置しているとの理由で、同国への軍事支援を停止した。
米政権高官は先週、支援再開の予定はないと話していたが、トランプ氏は22日、話し合いの結果次第で支援を再開する可能性もあると述べた。