液体の覚醒剤?、実は蜂蜜 密輸疑われ3カ月拘束 米

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男性が持ち込んだ蜂蜜が覚醒剤だと疑われ、3カ月近く拘束される結果に/Maryland Transportation Authority

男性が持ち込んだ蜂蜜が覚醒剤だと疑われ、3カ月近く拘束される結果に/Maryland Transportation Authority

(CNN) 米メリーランド州在住の男性が出身国ジャマイカから蜂蜜を持ち帰ろうとして空港の税関で止められ、覚せい剤の液体を所持していたとして3カ月近く拘束された。男性は当局を訴える構えだ。

レオン・ホートンさん(46)は昨年12月29日、帰省先のジャマイカから米国へ戻った。ボルティモア・ワシントン国際空港で荷物を検査した税関・国境警備局(CBP)職員に、蜂蜜の瓶3本から薬物を検出したと告げられた。

覚せい剤の「メタンフェタミン」が出たと言われたが、本人は意味が分からず、「メタンフェタミンとは何か」と聞き返したという。

蜂蜜はジャマイカの露店で買ったと説明したが、職員らは液体状の覚せい剤だと主張。ホートンさんは薬物を持ち込み、密売する目的で所持していたなどとして収監された。

ジョージア州の研究所で蜂蜜には薬物が含まれていなかったことが確認され、3月になってようやく釈放された。拘束期間は82日に及んだ。

ホートンさんは6児の父で仕事を掛け持ちしていたが、収監中に2カ所から解雇を言い渡された。保険も信用履歴もめちゃくちゃになり、家族も疲れ果ててしまったと話す。

拘束が長引いた理由については地元検察当局などから、移民・関税捜査局(ICE)の拘禁要請があったためと説明を受けた。だがICEの報道担当者はCNNの取材に対し、ホートンさんに対する拘禁要請は出ていないと述べた。

税関からは蜂蜜を送り返すという通知が来たが、ホートンさんはいらないと話している。弁護士によれば、近く訴えを起こす意向とみられる。

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