サルバドール・ダリの銅版画、白昼堂々盗まれる 米ギャラリー
(CNN) 米カリフォルニア州サンフランシスコのギャラリーで展示していたサルバドール・ダリの銅版画が昼間に盗難被害に遭ったことがわかった。
銅版画が盗まれたのは13日。容疑者はギャラリーの中に歩いて入ってくると、作品をつかみ取った。CNNの系列局KGOによれば、被害に遭ったのはダリの「Burning Giraffe(原題)」。銅版画は額に入れられ、入り口近くのイーゼルに置かれていた。
ギャラリーの責任者によれば、とても有名な作品で、ピカソに触発されて作られたという。
![盗まれた銅版画を飾っていたイーゼル/KGO](/storage/2019/10/16/f9a57acae58bf8d3e2e18784424f5080/191015193838-5-stolen-salvador-dali-etching-super-169.jpg)
盗まれた銅版画が飾られていたイーゼル/KGO
KGOが入手した監視カメラの映像には、男が何げなくギャラリーに入っていく様子が捉えられている。別の人物が男を外で待っているようにもみえる。1分とたたずに、男は銅版画を手にして出てきて、そのまま歩き去った。
銅版画は1966年から67年にかけて制作されたという。
事件当時、銅版画は鍵をかけた場所に置かれていなかった。2万ドル(約210万円)の価値があるという。
警察が捜査を行っており、情報提供を呼び掛けている。