宇宙から山林火災撮影、多数の煙明瞭に 米加州
(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の米航空宇宙局(NASA)派遣のアンドリュー・モーガン飛行士がこのほど、米カリフォルニア州各地で依然続く大規模な山林火災をとらえた写真をフェイスブック上で公開した。
地球を周回するISSが米サンフランシスコ湾の湾岸地域北部の上空に到達した際、機内の窓などからとらえたもので、多数の煙が立ち上り、山林火災のシーズンが最盛期に差しかかっている様子が見てとれた。
同飛行士が撮影した写真はキンケード火災や他の火災を示しているとみられる。キンケード火災は30%が鎮火されたと報告されていた。同火災は先月23日から本格化し、焼失面積は先月30日の時点で7万6825エーカー(約311平方キロ)以上を超えた。
約5001人が消火活動に当たり、消防車592台やヘリコプター27機も動員された。焼け落ちた建物は206軒で、民家8万435棟に危険が迫っているという。
モーガン飛行士は「自宅を失った住民や彼らを助けるため前線で作業に当たっている人々を考えている」とも書き込んだ。