米大統領選、激戦州でトランプ氏と民主党主要3候補が接戦
ワシントン(CNN) 2020年に行われる米大統領選で、再選を目指すトランプ大統領と民主党からの指名を争っている主要3候補が16年の大統領選で激戦だった7州で接戦となっていることがわかった。米紙ニューヨーク・タイムズと米シエナ大学の世論調査で明らかになった。
民主党からの指名を争っている上位3人は、バイデン前副大統領と、サンダース上院議員、ウォーレン上院議員。
世論調査では、ミシガンとアリゾナ、フロリダ、アイオワ、ノースカロライナ、ウィスコンシン、ペンシルベニアの登録有権者を調査した。21件の仮想の対決のうち、1人の候補者が誤差の範囲外のリードを示したのは4件にとどまった。
アリゾナ州では、バイデン氏がトランプ氏に対して50%対45%とリードした。トランプ氏はアイオワ州でサンダース議員とウォーレン議員に対してリードを示した。ミシガン州ではトランプ氏がウォーレン議員に対して46%対39%と支持率で上回った。
大統領選まであと1年となり、民主党の指名候補争いで最初の本当の試験となるアイオワ州での党員集会が3カ月後に迫るなか、民主党の主要3候補が一部の接戦州でどのようにトランプ大統領と対峙(たいじ)することになるのか見通すのに今回の世論調査のデータが役に立ちそうだ。
別の全国規模の3つの世論調査でも、バイデン、ウォーレン、サンダースの3氏が指名候補争いのなかでリードを保っている。多くの世論調査で3氏は登録有権者のなかでトランプ大統領に対して相当なリードを示している。しかし、16年の大統領選では得票数では下回りながらもトランプ氏が選挙には勝利した。