トランプ氏、ウクライナ大統領との「もうひとつの通話記録」公開へ

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トランプ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と今年4月に電話で会談した際の記録を公開する考えを明らかにした/Chip Somodevilla/Getty Images

トランプ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と今年4月に電話で会談した際の記録を公開する考えを明らかにした/Chip Somodevilla/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は9日、ウクライナのゼレンスキー大統領と今年4月の電話で交わした通話の記録を、近く公開すると述べた。両首脳による7月の電話会談の内容は、トランプ氏に対する弾劾(だんがい)調査の焦点になっている。

トランプ氏は9日、首都ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で大統領専用機に乗り込む前、4月の通話記録を求められたので12日ごろに公開すると語った。

この記録は「非常に重要だ」として、内容を読めば何も問題がなかったことが分かるはずとの見方を示した。

トランプ氏によれば、ゼレンスキー氏と話したのはこの時が初めて。同氏は4月のウクライナ大統領選で当選し、5月に就任した。

トランプ氏は7月の電話でゼレンスキー氏に対し、政治的ライバルのバイデン前米副大統領らによる不正疑惑を捜査するよう圧力をかけたとされるが、本人は圧力を全面的に否定している。

トランプ氏は9日、下院でのこれまでの弾劾調査を改めて批判し、全ての証言は「また聞きの知識」にすぎないと断じた。

下院共和党は同日、今後の弾劾調査で公開証言を求めたい人物のリストを提出した。この中には、調査のきっかけを作った匿名の内部告発者や、バイデン氏の息子らが含まれている。

調査を主導する情報特別委員会のシフ委員長は、同委員会がリストの内容を精査していると述べた。

これまで非公開で開かれてきた公聴会での証言記録も、同日までに2677ページ分が公表された。その内容からは、トランプ政権内部で数カ月間、対ウクライナ政策をめぐる議論がくすぶり続けていたことがうかがえる。

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