学校銃撃の生徒は「幽霊銃」使用、急増傾向に捜査当局が危機感 米加州
ロサンゼルス警察とアルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)は昨年の時点で、ゴーストガンの急増を指摘していた。ゴーストガンはさまざまな事件の現場で回収されている。
今年8月に同州リバーサイドで起きた銃撃事件でも、ゴーストガンが使われていた。
ユタ州立大学は今年に入って発表した論文の中で、警察に銃の所持を禁止されている人物にとって、ゴーストガンは特に便利だと指摘していた。
米国内で現在出回っているゴーストガンの数は不明だが、カリフォルニア州にあるATFの1登録局だけでも、2017年の1年間に入手したゴーストガンは250丁に上る。
ビラヌエバ保安官は、こうした犯罪に対する米議会や州議会の対策は銃登録を前提としていると述べ、「だが銃業界は武器を自分で製造する仕組みをつくり出すことによって、全ての対策をすり抜ける手段を確立しつつある」と危機感を示した。