16歳生徒、黒人教会の襲撃はかった容疑で逮捕 米ジョージア州
米ジョージア州ゲインズビル(CNN) 米ジョージア州の警察は19日、16歳の白人の女子生徒が黒人の通う教会の襲撃を計画していたとして、殺人未遂容疑で逮捕したと発表した。
警察によると、拘束されたのはゲインズビル・ハイスクールに通う生徒で、数週間前からベテルアフリカンメソジスト監督教会(AME)を刃物で襲撃する計画を立てていたとされる。
生徒はインターネットで黒人教会について調べるなど、かなり周到な準備をしていたといい、今月に入って1度、ベテルAME教会を訪れていた。この時、生徒は刃物を所持していたと思われるが、教会には誰もいなかった。
この生徒が襲撃の計画について話しているのを別の生徒が15日に聞きつけて学校に知らせ、学校から警察に通報した。
警察は、「我々は間違いなく、悲惨な事態を招いていたかもしれない襲撃を阻止した」と話している。生徒がAMEに狙いを定めたのは、アフリカ系の信者が通う小さな教会だったためだと見ている。
同教会は、警察からの連絡を受けて20日の聖書勉強会を中止した。日曜の礼拝は行う予定だが、警備の強化を検討しているという。
生徒は単独で襲撃を計画していたと思われ、ほかの教会が危険にさらされることはないと警察は説明している。