アパート内に海軍退役兵士の遺体、死後3年か 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州の警察は24日までに、同州デソトのアパート内で死後約3年が経過したとみられる米海軍退役兵士の男性の遺体が見つかったと報告した。
地元警察によると、男性は2016年10月にこのアパートに転居。その数週間後に死去した可能性がある。遺体は男性の部屋の台所内で発見された。死亡時は51歳だったともみている。
同州ダラス市の検視当局は声明で、死後3年とみられると報告。検視して詳しい死因を調べている。
米軍の準機関紙「星条旗新聞」の取材に応じた男性の母親は、息子は2016年に電話に応じなくなり身辺に異変が起きたことを危惧していたと述べた。
地元警察によると、アパートの作業員が今月10日、水道使用が止まっていた部屋を調べていた際、施錠されていた男性の部屋をこじ開け、遺体を発見していた。部屋内には糖尿病の治療薬もあり、遺族は男性が糖尿病を患っていたことを証言した。
毎月の部屋代は男性の海軍従軍に関係する口座から自動的に引き出されていたという。
男性は国防関連の契約業者として長年働き、世界各地に出張もしていた。テキサス州外に住む親族は警察に、男性の居住先は知らず、接触も出来なかったと説明した。
星条旗新聞は海軍時代の公式記録を引用し、男性は米空母「ニミッツ」などを含む艦船乗務の軍歴を持つと報道。アイスランドや日本への赴任経験もあり、海軍や海兵隊の勲章を受章したこともある。
デソトはダラス市南西部の郊外にある。