病室の母へ、雪に書いた応援メッセージ ツイッターでも話題に
(CNN) 脳腫瘍(しゅよう)と闘う母親の病室から見下ろせるよう、娘が雪に大きく書いた応援のメッセージ――。米オハイオ州クリーブランドの病院がツイートした写真に、多くの人から励ましの言葉が寄せられている。
ミシェル・シャムバックさん(65)は12日、進行性の強い脳腫瘍(しゅよう)の先進治療を受けるため、中米グアテマラからやって来た。クリーブランド・クリニックに入院したのは昨年10月に続いて2回目だ。
付き添っているのは、グアテマラで医師をしている娘のマリーさん。生まれて初めての雪を病室の窓から見下ろしたら、真っ白な石板のように見えた、と話す。13日に病院からホテルへ戻る途中、雪に字を書いてみたが、まだ降っている最中でうまくいかなかった。
14日に再び挑戦し、「ママ、がんばって」と文字を刻んだ。父に「ママを起こして窓のところへ行くように伝えて」と頼んだ。「母はとても喜んでくれた」という。ほかの入院患者たちに、「思ってくれる人がいる」というメッセージを届けたいという思いもあった。
ミシェル・シャムバックさんと娘のマリーさん/Marie Schambach
病院はツイッターに写真を投稿して、「これを書いた方へ。私たちも胸を打たれました」と書き込んだ。
ツイッターにはこの投稿を目にした人々からコメントが寄せられ、ミシェルさんも笑顔を見せた。元教師のミシェルさんに、30年前の教え子からもメッセージが届いたという。
15日には、ミシェルさんの白血球が増えているという朗報が入った。医師はがん治療薬が効いてきたと話したが、マリーさんは「薬だけでなく、たくさんの応援と祈りの効果です」と話している。
A beautiful message was left at our main campus today.
— ClevelandClinicNews (@CleClinicNews) February 14, 2020
To the person who wrote it, you've touched our hearts. #MomBeBrave pic.twitter.com/doY9x6QcAz