新型コロナ感染拡大の米空母、水兵1人が死亡
ワシントン(CNN) 新型コロナウイルスの感染が拡大した米海軍の空母「セオドア・ルーズベルト」に乗艦していた水兵1人が死亡したことが分かった。海軍が13日に明らかにした。
兵士の氏名は公表されていない。この水兵は9日に意識を失った状態で発見され、海軍病院の集中治療室 (ICU)へ入れられていた。当初のCNNの報道によると、ウイルスの陽性反応が出たのは先月30日。
米国防当局者はCNNに対し、週末にかけてさらに4人の水兵が経過観察のため空母から病院へと移されたと説明した。4人とも容体は安定しておりICUに入ったり人工呼吸器をつけたりといった措置はとられていないという。
海軍は声明でセオドア・ルーズベルトに乗艦する水兵600人近くが新型コロナウイルスに感染していると発表。これまで乗組員の92%が検査を受けたとしている。
感染拡大を受け、同艦からは4000人以上の水兵が退避し、寄港先のグアムに上陸した。検査の結果陰性だった水兵らは現地のホテルで隔離状態に置かれている。