本選まで5カ月、トランプ大統領支持率は「変化なし」か

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トランプ米大統領。ギャラップの最新の世論調査では支持率は39%、不支持率は57%となっている/Patrick Semansky/AP

トランプ米大統領。ギャラップの最新の世論調査では支持率は39%、不支持率は57%となっている/Patrick Semansky/AP

(CNN) 米ギャラップの新しい世論調査によれば、米国民のトランプ米大統領に対する支持率は39%で、不支持率は57%だった。世論調査の平均でみても、成人全体や有権者といった区分ではトランプ大統領の支持率は40%台の前半で、ギャラップの調査結果と同じような数字となっている。

本選まで5カ月あり、大統領選で変化が起きるには十分な時間があるとはいえる。実際に現時点から本選までの間に数字が大きく変化することもある。

ただ、歴史的にみれば、大統領の支持率が6月から11月の間に大きく動くことはまれだ。トランプ大統領の支持率が50%を下回っている可能性は高いといえそうだ。また、支持率から不支持率を引いた数字はマイナスとなりそうだ。

1940年以降で再選を目指した大統領は13人。6月の支持率と大統領選本選時の支持率の試算を比較した。

平均でみると現時点から本選までの間に支持率が変化する割合は3ポイント。トランプ大統領に当てはめると、本選時点での支持率は40%台半ばということになる。これは、下院の過半数を失った2018年の中間選挙時と同程度の水準。

支持率から不支持率を引いた数字も同様のことがいえそうだ。平均でみると変化する割合は6ポイントで、トランプ大統領の場合、本選時の数字はマイナス7からマイナス10の水準となりそうだ。これも2018年の中間選挙時と同程度の水準となっている。

それでも、すべてが終わったわけではない。例えば、トルーマン大統領は1948年の大統領選で最後の5カ月間に支持率を20ポイント増やした。一方、ジョンソン大統領は1964年の大統領選で支持率を15ポイント落としている。

トランプ大統領も支持率から不支持率を引いた値をプラスにするには支持率を10ポイント以上増やす必要がある。

CNNの世論調査では、トランプ大統領を支持していると答えた人の90%以上がトランプ氏に投票すると回答。トランプ大統領を支持しないと答えた人の90%以上が民主党からの指名を確実にしているバイデン前副大統領に投票すると答えている。

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