トランプ米政権、オンライン授業だけの学生に対するビザ制限を撤回

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ハーバード大学のキャンパス=8日、マサチューセッツ州ケンブリッジ/Maddie Meyer/Getty Images

ハーバード大学のキャンパス=8日、マサチューセッツ州ケンブリッジ/Maddie Meyer/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ政権は、米国に滞在してオンラインだけで授業を受ける留学生に対してビザ(査証)を禁止するという方針を撤回した。米連邦裁判所が14日発表した。

米移民税関捜査局(ICE)は先ごろ、新型コロナウイルスの感染拡大によって授業がオンラインだけになった学生について米国を離れるか学校を移る必要があるとの方針を示していた。

情報筋によれば、ホワイトハウスが今回の提案について否定的な反応を感じていたほか、政権内でも一部で実行が難しいなどとみられていたという。

別の情報筋によれば、ホワイトハウスは今、留学生ビザの制限について、すでに米国にいる学生ではなく新入生だけに適用させることを目指しているという。

裁判所によれば、方針は3月時点のものに戻り、新型コロナウイルスの感染拡大のために全ての授業がオンラインに移行した学校へ入学した学生にとってより柔軟性が増したものとなる。

留学ビザに対する制限の撤回は、100万人を超える学生にとって朗報といえそうだ。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学といった大学が全ての授業をオンラインに移行すると発表しており、学生から不満と懸念の声が上がっていた。

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