自宅前のデモ隊を銃で威嚇した夫婦、重罪で訴追 米
(CNN) 米ミズーリ州セントルイスの自宅前でデモ隊に銃を向けて威嚇した白人夫婦が20日、銃を違法に使用した罪で訴追された。
セントルイスの検察は、非暴力的なデモの参加者に銃を向けて威嚇することは違法行為だとする声明を出した。銃の違法使用は、重罪の等級としては最も軽い「E級」に相当する。
これに対して夫婦の弁護士は同日、犯罪行為はなかったとする声明を発表。被告側は合衆国憲法が保障するデモ隊の権利を支持するとしたうえで、同じく憲法やミズーリ州法で保障された財産を守る権利とのバランスが重要だと述べた。
同州のパーソン知事も先週の記者会見で、夫婦にはデモ隊から自分たちの身を守る権利があったと主張し、罪に問うべきではないとの立場を示した。
夫婦が有罪となった場合に知事権限で恩赦を与えるかという質問には、「もちろんだ」と答えていた。
夫婦に関する報道には、トランプ大統領もツイッター上などで関心を示している。パーソン氏は先週、トランプ氏とこの件について直接話をしたと述べた。