ハリケーン「ダグラス」がハワイへ、上陸なら近代史で3例目
(CNN) ハリケーン「ダグラス」が米ハワイへ向かっており、上陸すれば近代史で3例目の出来事となる。熱帯性低気圧が上陸することは何度かあり、ハリケーンが近づくこともあるが、上陸はまれ。
1900年以降、ハリケーンが上陸したのは2度で、1992年の「イニキ」と1959年の「ドット」のみ。上陸時のカテゴリーはイニキが4、ドットが1だった。
コロラド州立大の研究者フィル・クロッツバッハ氏は「ハリケーンがハワイに向かうのはかなり普通のことだが、たいていは消滅するか、島に影響を与える前にかなり勢力を弱める」と述べた。
他の暴風がハワイに接近し、大雨や強風をもたらしても、厳密に解釈すれば上陸したことにはならないため、上陸リストには入らない。国立ハリケーンセンターによる上陸の定義は、熱帯低気圧の流れの中心が海岸線を横断することとしている。
ダグラスは26日、カテゴリー1の強さでハワイ島のすぐ北、マウイ島の東に位置していた。ダグラスはオアフ島とカウアイ島へと向かっており、いずれかの島あるいは両方の島に上陸する可能性がある。最大風速は約37メートル。