樹木手入れの女性、3メートルの巨大ワニに襲われ両脚負傷 米
(CNN) 米フロリダ州南西部フォートマイアーズで、樹木の剪定(せんてい)をしていた27歳の女性が、体長約3メートル以上あるワニに襲われて負傷した。
フロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)によると、女性は今月10日、フォートマイヤーズのカントリークラブに近い湖岸で樹木を剪定していたところ、ワニに襲われて両足を負傷し、病院に運ばれた。現在は回復に向かっている。
女性を襲ったワニは害獣駆除業者が捕獲して、ワニ農場に引き渡した。
FWCは詳しい状況について調査を続けている。
数日後の13日には、同州南東部ポートセントルーシーの住宅地で、運河沿いに犬を散歩させていた男性が体長約2.5メートルのワニに脚を噛まれて負傷した。
CNN系列局のWPTVによると、ワニに襲われたのはマーク・ジョンソンさん(61)。脚に食いつかれて水の中に引きずり込まれそうになったと話している。ジョンソンさんがとっさに指でワニの目を突くと、脚を放したという。
ジョンソンさんは62針縫う手当てを受けた。連れていた犬は無事だった。
FWCによると、フロリダ州で人がワニに襲われてけがをすることはまれだという。FWCは自然の生息地でワニを保護しながら、開発地ではワニから人を守る対策を優先。人やペットの安全を脅かすと判断したワニについては、害獣駆除業者に委託して発見・駆除を行っている。