トランプ米大統領、退任前に「立て続け」に恩赦実施か 情報筋

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トランプ氏が退任前に立て続けに恩赦を与える可能性があることがわかった/Chip Somodevilla/Getty Images

トランプ氏が退任前に立て続けに恩赦を与える可能性があることがわかった/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスの情報筋は3日までに、CNNに対し、トランプ大統領が退任前に「立て続けに」恩赦を与える可能性があると明らかにした。米国では以前にも政権末期に多くの恩赦が実施された例がある。

この情報筋によると、恩赦が取り沙汰される家族や他の側近は刑事訴追されていないものの、大統領の顧問の一部は、トランプ氏がこれらの人物に事前に恩赦を与えることは全く問題ないとの見方を示しているという。

連邦議会や保守派メディア内の支持者は、大統領は自身を恩赦すべきだと指摘。情報筋によると、一部の顧問はトランプ氏には自身を恩赦する法的な権限があるとの見方を示しているが、こうした主張には憲法学者から異論も出ている。

情報筋は過去の事例として、フォード大統領がウォーターゲート事件で辞任したニクソン前大統領に恩赦を与えた例を挙げた。ニクソン氏は恩赦を与えられた時点で刑事訴追されていなかった。

CNNは1日、顧問弁護士のジュリアーニ元ニューヨーク市長を含むトランプ氏周辺の人物が、大統領に事前恩赦の話を持ちかけたと報じていた。

トランプ氏はまた、自身の子どもたちや義理の息子クシュナー上級顧問を含む側近に事前恩赦を与える案についても、顧問と協議しているという。

トランプ氏の息子ドナルド・トランプ・ジュニア氏はロシア人との接触に絡み、マラー特別検察官の捜査対象になったものの、訴追はされなかった。クシュナー氏は機密情報の取り扱い権限を申請する際、外国との接触に関して偽の情報を提出したが、トランプ氏は問題視しなかった。

トランプ氏は先月25日、政権の大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたマイケル・フリン被告を恩赦。今夏には長年の盟友ロジャー・ストーン被告の刑を免除していた。

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