選挙結果巡りデモ隊衝突、4人刺される 33人拘束 米ワシントン
(CNN) 米首都ワシントンの警察によると、市内で12日、大統領選の結果に抗議する大規模なデモ隊とそれに対抗するデモ隊の衝突があり、現場で少なくとも4人が刺され負傷した。
バウザー・ワシントン市長の事務所は12日夜、刺されて重体に陥ったとされる4人を含め、少なくとも9人が救急隊に搬送されたと述べた。
さらに13日、デモに関連して計8人の警官が負傷したとの最新情報を発表した。
同事務所によると、危険な武器による暴行の疑いで逮捕された29歳の市民や、警官に暴力を振るったとされる6人をはじめ、少なくとも計33人が拘束された。
抗議中にホテル前で叫ぶ「プラウド・ボーイズ」のメンバー=12月12日、首都ワシントン/Stephanie Keith/Getty Images
市内の連邦最高裁前やホワイトハウス近くの広場フリーダム・プラザにはこの日、選挙に不正があったとするスローガン「ストップ・ザ・スティール(盗みを止めろ)」を掲げる大規模なデモ隊と、これに対抗するグループが集結した。ほとんどの参加者はマスクを着けていなかった。
ソーシャルメディア上で拡散した現場の映像には散発的な小競り合いの場面が映っているが、集会はおおむね平和的に進行していた。