バイデン新大統領、国民にマスク着用要請 来月までに死者50万人超の見通し

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バイデン氏は米国の死者が2月までに50万人を超える見通しであると伝えた/Joseph Prezioso/AFP/Getty Images

バイデン氏は米国の死者が2月までに50万人を超える見通しであると伝えた/Joseph Prezioso/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のバイデン大統領は21日の記者会見で、米国内の新型コロナウイルスによる死者が来月には50万人を超えるだろうとの見通しを示し、新政権の新型コロナ対策を「戦時態勢」と位置付けた。

対策の一環として、国民に対する100日間のマスク着用要請、ワクチン供給態勢の向上などを打ち出し、マスクについては「専門家によると、今から4月までマスクを着用することで、5万人以上の命を救える」とした。

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、米国の新型コロナウイルスによる死者の累計は、21日午後現在で40万8000人以上。今月の死者は6万2000人を超え、1カ月の死者としては昨年12月に次いで2番目に多かった。

米疾病対策センター(CDC)は、2月13日までに死者の数は50万8000人に達する可能性があると予測している。

バイデン大統領は「事態は改善する前に一層悪化するだろう」としながらも、「だが我々はこれを克服する」と力を込めた。

21日は米国で初めて新型コロナウイルス感染症の患者が確認されてから1年目に当たる。以来、感染者の数は増え続け、ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると21日現在で2450万人を超えた。

ただ、CNNが同大の統計を分析した結果、1日当たりの新規症例数はわずかに減少していた。

新規の症例数は先週に比べて21%減り、前週との比較では流行が始まって以来減少幅が最も大きかった。1日当たりの新規の症例数は、20日までの7日間の平均で19万4252例と依然高い水準にあるものの、それまで何週間も続いていた20万例台を下回っている。

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