米フロリダ州で竜巻伴う嵐、空港閉鎖 格納庫破壊、小型機仰向け
(CNN) 米フロリダ州北西部パンハンドル地区が27日、竜巻を伴う暴風雨に見舞われ、タラハシー国際空港が一時的に閉鎖された。
州都タラハシー市は、同空港の格納庫が破壊され、小型機が仰向けにひっくり返った写真をツイッターに掲載した。
タラハシー国際空港は「悪天候の影響による被害状況を調べるために、空港を一時的に閉鎖している。現時点で負傷者は報告されていない」とツイートした。
The damage assessment is underway at @TLHAirport, which remains closed. pic.twitter.com/9q9wg3yfZo
— City of Tallahassee (@CityofTLH) January 27, 2021
空港は現地時間の午後1時47分ごろ再開した。「滑走路1本はまだ閉鎖中で、最終的ながれきの除去と安全点検を行っている。残る滑走路は使用できる」と同空港は伝えている。
米国立気象局(NWS)タラハシー支部は竜巻の発生直後にツイッターを通じて緊急警報を出し、「午前11時43分、レオン郡。竜巻が発生しています! 今すぐ避難を! 地下または頑丈な建物の一番下の階の奥の部屋に移動を。窓に近づかないように。飛んでくる物から身を守ってください」と呼びかけた。
レーダーには竜巻が空港の周辺や上空を移動する様子が映っていた。警報は午後0時半に解除された。
Due to impacts from the severe weather moving through the area, Tallahassee International Airport is temporarily closed for damage assessment. Currently, no injuries are reported. Updates will be posted as they become available.
— Tallahassee International Airport (@TLHAirport) January 27, 2021
(Radar image from @NWSTallahassee) pic.twitter.com/iE7B7fCdp3
暴風雨は同日午後にかけ、同州北東部のジャクソンビル都市圏に接近した。
同州ゲインズビル北部からジョージア州南東部にかけての一帯に及んだ悪天候は、タラハシーを襲った時点からはやや弱まった。
NWSタラハシー支部は、これまでの被害の程度を調べた結果、今回の竜巻は風速29~38メートルの強風を伴う「EF―0」に相当すると説明し、竜巻の風速や幅、接地時間については今後公表するとしている。