米共和党上院トップ、トランプ氏を「断然」支持 24年大統領選で党指名獲得なら

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米上院共和党のミッチ・マコネル院内総務=1月26日
/Samuel Corum/Getty Images

米上院共和党のミッチ・マコネル院内総務=1月26日 /Samuel Corum/Getty Images

(CNN) 米上院共和党のトップ、マコネル院内総務は25日、トランプ前大統領が2024年大統領選で共和党の指名候補となった場合は「断然」これを支持する意向を表明した。マコネル氏は最近、トランプ氏の弾劾(だんがい)裁判に絡み、同氏を痛烈に批判していた。

同日、FOXニュースとのインタビューに臨んだマコネル氏は24年の大統領選について、現時点で候補者の予測はつかないと強調した。ただ司会者から仮にトランプ氏が共和党の指名を獲得したら支持するのかと問われると、「断然そうする」と答えた。

このわずか数週間前、マコネル氏は上院でトランプ氏が連邦議会議事堂への襲撃を扇動したと非難していた。弾劾には無罪票を投じたものの、暴動に先立つトランプ氏の行動は「極めて恥ずべき義務の放棄」だったとした。

そのうえでトランプ氏には事件に対する「実質的かつ道義的な責任」があり、刑事訴追の対象となる可能性もあると示唆した。

トランプ氏は長い声明を出してこれに反論。マコネル氏を「頑固で陰気、笑顔ひとつ見せない政治屋」と酷評していた。

マコネル氏の25日のコメントは、トランプ氏の人気が依然として高い政治の現実を浮き彫りにしている。現在のところ同氏を排除して世代交代を進めようとする機運はほとんど生まれていないのが実情だ。

反トランプ派の急先鋒(きゅうせんぽう)で、共和党の指名候補として12年大統領選を戦ったミット・ロムニー上院議員(ユタ州選出)も、トランプ氏が今なお共和党の中心的地位を占めていると認める。24年の再出馬を決断すれば「確実に党の指名を獲得するだろう」との見方も示す。

ロムニー氏は23日、米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューに答え、どの世論調査を見ても24年の大統領選を争う可能性のある共和党候補者の中にトランプ氏がいた場合は同氏の支持率が他を圧倒していると指摘した。

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