米、ロシアの政府高官7人に制裁 反政権活動家の毒殺未遂で

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ロシアの反政権活動家ナバリヌイ氏の毒殺未遂を受け、米政権が対ロシア制裁を発動/YURI KADOBNOV/AFP/Getty Images

ロシアの反政権活動家ナバリヌイ氏の毒殺未遂を受け、米政権が対ロシア制裁を発動/YURI KADOBNOV/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) バイデン米政権は2日、ロシアの反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏の毒殺未遂をめぐり、ロシアの当局者や団体に対して制裁を科した。

米国による制裁は欧州連合(EU)と協調したもので、EUも制裁を発表した。ロシアに対する今回の制裁はバイデン大統領の就任後に行われたロシア政府に対する最初の重要な動きとなる。

米財務省はロシアの高官7人に制裁を科した。その中には、ロシアのプーチン大統領の側近や国防当局者、ロシア連邦保安局(FSB)の長官らが含まれる。

米高官によれば、米情報機関は、FSBが2020年8月に神経剤「ノビチョク」をナバリヌイ氏に使用したと確信しているという。CNNと英調査報道機関ベリングキャットは毒殺未遂事件の前にナバリヌイ氏を追跡していたFSBの専門家の身元を突き止めている。

ナバリヌイ氏は1月半ば、毒物の治療を受けていたドイツからロシアに帰国した際に拘束された。

米商務省は、米国の安全保障と外交政策の利益に反する活動に関与しているとして、ロシアの14団体に制裁を科した。

米国務省は加えて、2018年に英国で起きた元スパイに対する毒殺事件の後に科した「化学兵器および生物兵器管理と戦争撲滅法(CBW法)」による制裁を延長する。

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